こんにちは😊
皆様、『デジタル遺言』という制度をご存知でしょうか。
政府は、法的効力を持つデジタル遺言書の制度創設を検討しており、今後のデジタル社会での円滑な相続が期待されています。
そこで法務省は2024年3月を目標に、新制度の方向性を提言する研究会を立ち上げる予定で進めています。
現行の遺言制度には、自筆証書遺言、公正証書遺言、秘密証書遺言の3種類あります。
今回の新制度では、自筆遺言をパソコンやスマートフォンで作成し、クラウド上に保管する案が検討されています。
ネット上での作成が可能になることで、遺言制度に詳しくない人でも遺言書を作成しやすくなります。
また、紙の遺言書と違い、紛失リスクがなく、ブロックチェーン技術を利用することにより改ざんもされにくいとされています。
海外では、米国が電子遺言書法を定めるなど、紙以外の遺言制度の整備が進んでいます。
韓国では録音の遺言が効力を持つ制度が導入されています。
一方、ドイツやフランスなど、デジタル形式や録音での遺言を認めていない国も存在します。
海外の事例を参考に、安全性や実効性を担保できる制度設計を探ることが求められそうです。
今後の動きに注目です。